オッズ分析講座

馬連順位作成の重要性

馬連順位の作成法

最も効率的かつ簡単に馬連順位を作成する方法を説明します。

1.馬連上位ふた組のオッズを取得し、どちらの組み合わせにも出現している馬番を馬連1位とする
②-④ 3.4
②-⑦ 9.8
④-⑦ 11.2
②-⑨ 12.3
→馬連1位は②に決定
2.馬連1位馬からの各馬の馬連オッズを確認し、人気上位順に馬連2位・3位・・・と順位を決定する
②-④ 3.4
②-⑦ 9.8
②-⑨ 12.3
②-③ 14.5
・・・
→馬連1位は②、2位は④、3位は⑨、4位は③・・・と決定

単複馬券と異なり朝一時点でも投票母数が多く、直前とオッズ順位に大きな変化がないため「馬連順位=その馬が本来あるべき順位」と考えることができます。

朝一過剰=直前下降ではない

朝一に単勝3番人気で直前には単勝5番人気に下降した馬がいたとします。これだけ見ると朝一で過剰に売れていて直前で人気を下げた馬と一括りに見てしまいますが、実際にはこの2つの関係をイコールで結ぶことはできません。馬連順位を見ることでなぜイコールではないかを理解することが可能です。

「馬連順位5番人気・朝一単勝3番人気・直前単勝5番人気」◎
「馬連順位3番人気・朝一単勝3番人気・直前単勝5番人気」×

どちらも朝一に3番人気で直前に5番人気に人気を下げた馬ですが、前者は本来5番人気になる馬が朝一に過剰に投票が入り直前で本来の位置に戻ったと考えられますが、後者は本来3番人気であるべき馬が直前のパドックの気配などで人気を下げてしまった馬と考えることができます。

「馬連順位5番人気・朝一単勝5番人気・直前単勝3番人気」〇
「馬連順位3番人気・朝一単勝5番人気・直前単勝3番人気」×

同様に前者は本来5番人気であるべき馬が直前でポジティブな要因が発覚し人気が上昇したと考えられますが、後者に関しては直前に人気が上昇したというポジティブな見方よりは朝一に信頼されなかったというネガティブな見方をすべきです。

したがって、時系列オッズ分析や時間帯別比較だけでは不十分であり、馬券種間比較(馬連と単複順位を比較)をすることでポジティブな異常なのかネガティブな異常なのかを判別することが可能であることがわかります。裏を返せば馬券種間比較を使わなければポジティブかネガティブかの判別はできにくいということです。

異常オッズ関連記事オッズ分析講座のまとめ記事はこちら
1.異常オッズとは
2.異常オッズはなぜ発生するのか
3.異常オッズの見つけ方
4.馬連順位作成の重要性
5.3つの異常オッズパターン

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